Wednesday, April 27, 2011

Too weak.

アメリカのガイトナー財務長官は、26日、「強いドルはアメリカの国益だ」と述べて、アメリカ政府が輸出の促進を図るために意図的にドル安を誘導するような戦略はとらないと強調しました。
外国為替市場では、このところ、ドルが主要通貨に対し、下落する傾向が続いています。こうしたなか、ガイトナー財務長官は、26日、ニューヨーク市内で行われた討論会に出席し、「強いドルは、これまでも、そして、これからもアメリカの国益だ」と述べました。そのうえで、「貿易相手国に比べてアメリカが有利になるために自国通貨を意図的に弱めるような戦略をとることはない」として、アメリカ政府が意図的にドル安に誘導して輸出の促進を図ることはないと強調しました。新興国の一部からは、アメリカが行っている金融緩和策がドル相場を下落させ、貿易相手国の通貨高を招いているという批判の声も上がっており、ガイトナー財務長官の今回の発言は、こうした声に反論するねらいがあるものとみられます。

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