Friday, March 16, 2012

Pivot

前日(前週でもいい。或る期間。)の高値、安値、そして終値を足して3で割り、Pivot.値を算出する。
そして、そのPivot.値に決められた数字を足したり、引いたりしてレジスタンス・ライン(上値抵抗線)と、サポート・ライン(下値抵抗線)を算出するのだ。

例えば、昨日のドル・円の高値が82円、安値が81円、終値が81円だとすると、Pivot.値は(82+81+81)÷3=81.33となる。(明らかに、下げトレンドであり、売りたいと思う。)
算式は省くが、これに基づいたレジスタンス・ライン、サポート・ラインは、
レジスタンス3 82.67 (ターニング・ポイントとも言う。)
レジスタンス2 82.33
レジスタンス1 81.67
Pivot. 81.33
サポート1 80.67
サポート2 80.33
サポート3 79.67  (ターニング・ポイントとも言う。)
となる。
連続して日々が陰線になっているか、米国株式相場・金利は下げたか、需給は余剰かなどを勘案して、“よし、今日は売りで行こう!”と決めたら、基本的なやり方として、
-IFO.でレジスタンス1に売りオーダーを出す。
-利喰いの買いオーダーをサポート1か、サポート2に置く。
-損切りの買いオーダーを、(必ず!)レジスタンス3に置く。

このやり方は、塾長のレンジ取引の場合であり、レンジ内で、Sell high, and buy low.=(高く売って、安く買う。)を目指すものである。
そしてレンジは必ず破られるので、レジスタンス3(ターニング・ポイント)に到達したら、必ずショートを切り(ロングにドテンしてもいい。)、レンジが破れた時の、Buy on rally, and sell on dip.=(上げ相場に乗って買い、下げ相場に乗って売る。)を目指すものである。

例えば逆に、昨日のドル・円の高値が82円、安値が81円、終値が82円だとすると、Pivot.値は(82+81+82)÷3=81.67となる。(明らかに、上げトレンドであり、買いたいと思う。)

そして、連続して日々が陽線になっているか、米国株式相場・金利は上げたか、需給は不足かなどを勘案して、“よし、今日は買いで行こう!”と決めたら、基本的なやり方として、
-IFO.でサポート1に買いオーダーを出す。
-利喰いの売りオーダーをレジスタンス1か、レジスタンス2に置く。
-損切りの売りオーダーを、(必ず!)サポート3に置く。

こう書くと、実に簡単そうに見えるが、実際簡単である。

売ろうと思えば、レジスタンス1に置くか、或いは自信が有って“こりゃあ、絶対に頂きだ!”と思ったら、Pivot.に売りオーダーを置けばいい。

買おうと思えば、サポート1に置くか、或いは自信が有って“こりゃあ、絶対に頂きだ!”と思ったら、Pivot.に買いオーダーを置けばいい。

必ずIFO.で利喰いと損切りオーダーを入れるので、大きく損のしようが無い。
同時に、大きく儲けるチャンスも少ないが、なあに上手にトレーリングの要領で利幅を大きくすればいい。

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