Wednesday, April 28, 2010

Be careful!!

一昨日はクレデイスイスやニューエッジによる先物の大量買い、昨日は欧州系からのファナックやソニーなどへの現物買いが日経平均を続伸させましたが、本日は一転、投資家は慎重姿勢に変わってきています。これまでギリシャ問題に関して、無視して上昇を続けてきた株式市場ですが、今回のS&Pの格下げで、ジャンク債レベルの国債であるとの評価を目の当たりにして、改めてソブリンリスクの高さに目を向けざるを得なくなってきました。欧米市場は軒並み3%程度の急落。アジア市場も弱く、外国為替市場でもリスク回避的に円が買われる展開にあることから、外部環境の悪化というより再確認といった感じで、ここ二日買い上げた反動による売りが膨らみそうです。当然、日本市場も3%程度の反落は覚悟しておいた方がいいかもしれません。明日が祝日であるのも、余計に相場の読みを難しくしており、当然買い方の手も引っ込み気味になるはずで、為替を伴ったCTA等の動きにも注意が必要。もし先物に大口の売りが出るようなら一昨日買い転換したばかりのチャネルブレイクアウト戦略は売り転換する可能性までありそうです。また本日は現物株の大引けでTOPIXリバランスが発生。市場インパクトは大きくはないですが、ファーストリテイリング(9983)等の対象銘柄を売買する向きは、引けに掛けての需給要因として注意する必要があると思われます。

本日の想定レンジは、10840円~10990円です。
時間外のグローベックスは、ダウ先は3ドル安、ナスダックは0.75P安となっています。
シンガポール日経225先物は10880円でスタートしています。

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