Thursday, September 16, 2010

政府・日銀の介入 2兆円超に

9月16日 3時59分 動画あり twitterでつぶやく

政府・日銀が6年半ぶりに踏み切った、円売りドル買いの市場介入は、15日のニューヨーク市場まで断続的に続き、介入規模は2兆円を超える異例の規模に達したもようです。日銀は、円売りの市場介入で金融市場に放出した大量の円資金を、金融緩和にもつなげていく方針です。

およそ15年ぶりの水準となる、1ドル=82円台まで急激に値上がりした円高に、歯止めをかけるため、政府・日銀は、15日、外国為替市場で6年半ぶりに、円を売ってドルを買う市場介入に踏み切りました。介入は、東京市場のあと、ロンドンやニューヨーク市場でも断続的に続き、市場関係者によりますと、介入の規模は2兆円を超え、1日としては異例の規模に達したもようです。今回の円売りの市場介入のように、金融市場に大量の円資金を放出した場合、日銀は、市場の資金量が急激に変動しないよう資金を取り戻す措置をとることがあります。しかし今回は、資金をそのまま残し、金融市場の資金量が実質的に増えるようにすることで、金融緩和の効果を一段と高めていく方針です。金融緩和が進めば、円安を促す効果が期待できるため、政府・日銀は、市場介入による円売りと合わせて、円高に歯止めをかけ、景気の下支えを図ることにしています。

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